think log

読書感想文。考えのログ。ペオズの雑記。PSO2のPC視点のブログ。

壁を作った覚えはないが

テンションの高い人物や感覚重視の人物と話すと周囲から胃に穴が開きそうだ、と心配される。

気遣いはありがたいが別に穴が開きそうだ、と思ったことはない。

どう話せばよいのかわからない、と戸惑うことはあるが、それはお互い様だ。感覚重視の人物からは、お前のような堅物は何を楽しみに生きているのだ。なぜ、そこまでルールに縛られているのか、と思われているかもしれない。

僕が苦手なのは人の話を聞かない種類の人間だ。同意や賛同をしない、という意味ではない。まったく、理解もせずに否定したり、一方的に意見を押し付けてくるような、そういう人間とは距離をとっている。やりにくい、と相手も思うらしく、互いに離れていくのだが。

囚人のジレンマ

協調をとり続けるのが最適解だ。

次のターンだけ最高の利益を出すなら裏切りを使えばいい。そこでゲームは裏切った者が勝って終わる。

何かのたとえで出てくる場面が多いのだが、大抵の場合はそこで終わらず、ライフがある限りゲームは続く。

だから、協調をとり続けるのが現実的で最適な解だと言えるのだ。

ステップファザー・ステップ

いつもの本屋にあったので手に取った。
 
両親がそれぞれ駆け落ちでいなくなって遺棄児童になった双子と、仕事中の事故で双子の家に落下した泥棒の話だ。物語の主人公はこの泥棒だ。泥棒と双子の関係を主軸に話は進んでいく。
 
共闘関係から疑似親子を経て血のつながりのない親子になるまでの話だと理解した。軽いミステリー要素はあるが、物語の趣旨はきわめてオーソドックスだ。
 
普段は読まないタイプの本だが、手にとり、一気に読んでしまったのは自分の身と重なるところがあるからだろう。それだけ自分が意識しているわけだ。
 
結論は熟考してから至る人間だと思っていたが、単に逡巡しているだけなのか……。